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駆け出し医学生の駆け出しブログ。日常をつれづれと書いたと思えば、飽くなき趣味と愛を叫んだりします。好みについてはカテゴリーをご覧下さい。
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今さらだけど、「Never Say Goodbye」の話。
の、さらに細かくジョルジュの話。
私が見たのはお正月のNHKの放送だけだからなんとも言えないけれど、とりあえず
「ジョルジュがもっと異邦人であればいいのにな」
って思った。
話は面白いし、もちろん小池さんの演出はどの場面をとっても素晴らしいんだけど、なとなく、違和感を感じてしまった。
多分それは、ジョルジュが最初からあまり異邦人に見えなかったことだとおもう。
1幕で内戦が起ったことを知らされる場面で、ジョルジュは「我々は21世紀の歴史を変える戦いの中にいる」って歌う。
それはいいんだけど、気になるのは、スペインの人達がみんなジョルジュの方を向いてコーラスしていたこと。
ジョルジュが、異邦人に見えなかった。
なんでハリウッドから来たばかりの、言ってみればただのカメラマンがみんなの注目を浴びてるの?って思ってしまった。
考えすぎかも知れないけれど。
私としては、ジョルジュはスペインの民衆の方を向いて歌うけれど、スペインの民衆の方はジョルジュを見るんじゃなくて、もっと遠く、あるいは単純に前を向いたほうがよかったんじゃないか、って思う。
まあジョルジュ主役だけどさ。
「One Heart」を訴えるシーンでも、「どうしてジョルジュが?」って思った。
部外者で、ファシストとの戦いにも参加していないジョルジュが「One Heart」を歌っても「お前は写真を撮っているだけだろう」って事になるから。
内戦が始まる前に、同じ異邦人であるセンチュリア・オリンピアーダの人達との会話シーンを入れたらどうだろう、と思った。
なぜ異邦人であるオリンピック選手達がスペインに留まって戦うことを選んだのか、その葛藤と。
その中でジョルジュが「写真を撮ること」をあえて選んだ理由と。
同じ異邦人同士の交流を見たかったな、と思う。
(センチュリア・オリンピアーダが「俺達は戦うが、お前は俺達が見失うかもしれない現実を冷静に見ていてくれ。敢えて戦場に立たないことで客観的な判断をしてくれ。」みたいなことを言うとか(笑。そんなセリフがどうして飛び出すんだ、って言うツッコミもあるけど(笑。)
だって、ジョルジュとヴィセントは親友だってあるけど、一体どこで友情を育んだのか、正直わからないし(ヘレンの恋人であるジョルジュがそれほど「スペインの嵐」に携わっていたとは思えないし。ヴィセントにしても相手の女優の恋人には興味ないだろうし)。
センチュリア・オリンピアーダを通して、ヴィセントとジョルジュを繋いでもいいと思うんだけど。
そうしたら、何となく後半もしっくりする気がするんだけどな。
仕方ないので脳内補完しておこう。
いや、何だかんだ言っても和央さんもジョルジュも好きですよ。
すごく透明で繊細だから。
和央さんらしい、自然で濃くない役だなって。
つづく。
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